泥酔

「ほらぁ、モッちゃん、しっかり歩けよ」
今日は最上の会社の新年会だったようで、「終電逃した!泊めてくれ」という電話が入ったのが30分程前。
ってたく、俺の部屋はお前のホテル代わりかよ…とボヤキながらも、最上を迎えに行くと奴はすっかりできあがっちゃっている。
例年以上に振り積もった雪で道は歩きづらいのに、酔っ払い抱えての歩行はまったく困難を極める。
少し歩いては立ち止まって最上は新年会の報告を…でも、正直お前の会社の連中の話なんて俺どうでもいいから…
なんとかマンションの前まで辿り付き、中に入ろうとしたら最上がおもむろにズボンのチャック下げ出した。
「お、おいモッちゃん!もうちょっとだから我慢しろよ」
一応、止めてはみるものの、相手は酔っ払い。俺の忠告なんてまるで無視して入り口近くの雪の山に向かって立ちション始めた。
ジョロジョロと勢いよく最上のブツから流れ出す小便。冷えた冬の夜に湯気をたてながら、奴の小便は雪の山に黄色いシミをつけていく。

幼馴染みの最上とは付き合いも長い。中学ん時くらいからかな、最上に対して同性なのにそういう感情抱き出したのは…とにかくそんな思春期の俺は、連れションしながら最上のブツをこっそりと盗み見ては一人ムラムラしていた。奴のブツを拝めるなんてトイレくらいしかなかったから、妄想してオナニーする時も奴のブツとそこから出ている小便がいつの間にかワンセットになってた。
目の前で立ちションしている最上を見て俺はそんな昔の甘酸っぱい(?)思い出が蘇った。

「ヤエ、見てみろ、おいしそうなかき氷だぞぉ〜」
「あぁ、わかったわかった、そうだなレモンシロップだな」
最上の小学生レベルなしょうもない話に合わせながら、俺はようやく奴を部屋まで運び込んだ。
部屋についたとたん、安心したのか最上はすぐにイビキをかきながら眠ってしまった。
目が醒めたときに何かすっきりしたもん飲ませてやろう…と、俺は冷蔵庫を開けたが、あいにくその手のドリンクが全く無い。
「仕方ねぇなぁ、コンビニ行ってくるか」
丁度俺も小腹がすいてきたしで、熟睡している最上を置いて俺はコンビニに向かった。

適当に食べ物、飲み物買ってコンビニからの帰り道、マンションの前の雪山を見た。さっき最上が立ちションした跡がしっかり残っている。
「カキ氷…って」最上の言葉を思い出し俺は苦笑いをした…その時、ふと、ある思いが頭をよぎった。
辺りを見回すと幸い人は居ない。俺はしゃがみこんで、その雪山から黄色い部分を手ですくってみた。鼻を近づけてみたがあまり臭いはしない。ドキドキしながら、今度はそれを口に持っていく。口の中に入った雪はすぐ融けて水になり俺はそれを喉に流し込んだ。
「…食っちまった…モッちゃんの…小便…」
俺、もしかしてもの凄くとんでもない行為している…でも、一度口にすると止まらなくなって、同時にまた中房ん時のこと思い出して、あの時最上のブツと、さっきの最上のブツ…頭ん中がそんなもんで一杯になってきて…気が付くと雪山の小便の跡を俺はきれいに食べ尽くしていた。

背徳的な行為は俺の股間もビンビンにしたようで、これはやばいな、トイレで抜かなきゃ…と、俺は急いで部屋に戻った。
…が、すやすやと気持ち良さそうに眠っている最上の顔を見ると抑制がきかなくなってきて、トイレに行かずに俺は最上の上に覆い被さった。
最上のシャツのボタンを外し、ズボンを下着ごとずり下ろす。最上のブツも本体同様大人しく収まっている。
「モッちゃん…」何回か最上の頬を軽く叩いてみたり、ブツを軽く扱いてみたりしたが、この酔っ払い一向に起きる気配が無い。
こんなへにゃチンじゃ全然役にたちゃしねぇ…こうなったら…俺は自分の硬くなったブツを取り出し、最上のブツにぴったりと寄せ付けてやった。
で、最上の上に腹ばいになって俺は俺のブツと最上のブツを全身使って擦り合わせる…
「…んっ…」流石にここまでやると最上も少しは反応しだす。奴のブツも少しずつ硬くなって体積を増してきた。
俺は更に股間を擦りつけ、最上の反応を楽しむ。いい顔してるよ…今頃夢の中で俺に突っ込んでんじゃないのかな…なんて妄想しながら俺も段々気分が乗ってくる。
俺と最上の腹はお互いの先走り液でベトベト、そのヌルッとした感触も気持ちいい…
「んっ」ちょっと眉を顰める最上の顔で俺は一気にイッた。最上も夢の中で絶頂を迎えたのか俺の腹の上でブツを弾けさせた。
一瞬気が呆ける瞬間に俺の頭に浮かんだ光景は、やっぱりさっきの放尿シーンだったりする…


翌朝、最上は「頭二日酔いでガンガンすっけど、何か下はすっきりしてるんだよな…」なんて不思議がってる。
俺が「エロイ夢でも見たんじゃねぇのか?」なんてからかうと、俺の顔見てちょっと気まずそうにしてやがる。
こいつマジで俺とのHの夢見てたのか…?
気まずさを誤魔化すためか、最上の奴、「泊めてくれた礼に何か買って来てやるよ」なんてそそくさと出て行きやがった。
暫らくして戻って来た最上が買ってきたのはアイス…というかそれ、かき氷だよな…
「こういう寒い時こそ暖かい部屋で冷たいモン食べるとすっきりすんだよ」なんて言いながら俺にもメロン味のかき氷アイスを手渡してくれた。
俺は複雑な気分でそれを口にする。口の中で氷が溶けていく感触を昨晩の『かき氷』とリンクさせながら…

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