両手を手枷によって後ろで括られ、ベッドの上に座らされた。
両足は棒のついた足枷によって閉じる事が出来ない。
両乳首のピアスからは錘がぶら下がり、秘部は太いバイブを咥えさせられたまま。
双方からくる刺激も拘束具が嵌められたペニスでは快楽を放出できない。
昨日許可なくイッてしまった唯貴に、祥一郎はこんな『お仕置き』をして部屋を出て行った。
動かす事の出来ない手足、埋め込まれた玩具、そして戒められたペニス…
自分ものでありながら何一つ自分の自由にならない身体…
それでも唯貴は幸せだった…この身体は全て祥一郎のものだから…

今日も唯貴はずっと待っている。この部屋の扉が開くのを。
ガチャリと鍵の開く音。唯貴はその音を聞くと嬉しくなりじっと扉を見つめる。
「おかえり…なさい…」扉の向こうから祥一郎の姿が見えたとたんに唯貴は言う。
「ただいま。ユキ、いい子にしていたかい?」いつもと同じ言葉で祥一郎が唯貴に微笑みかける。
祥一郎が帰ってきた喜びを隠し切れずに唯貴は答える。
「はい…いい子で…待って…ました…だから…ぁっ…」
ずっと唯貴の中で振動し続けているものがまた唯貴に小さな刺激を与えてきて言葉が途中で遮られる。
「だから…なんだい?ちゃんと言ってご覧」そんな唯貴を見ながら祥一郎はクスッと小さく笑う。
「…んっ…だ…から…も…ゆるし…ご…ほ…び…くだ…さいっ…っ…」
「この頃のユキはおねだりばかりするようになったね…」
そう言いながら祥一郎は唯貴のペニスを戒める拘束具を外してくれる。
「こんなに濡らして…ユキは本当にいやらしいペットだ」
「はぁ…んっ…」祥一郎が唯貴のペニスから滴る先走りの液をツッと指で拭う。その感触に唯貴はまた甘い声が漏れる。
唯貴の声を聞きながら祥一郎は、唯貴の中の玩具を動いたままの状態で引き抜く。
「うあぁ…くぅ…っ…」動いたままで直腸を蹂躙しながら引き出される感触はそのままダイレクトに唯貴の前立腺を刺激してくる。
「あぁ…はやく…お…お願いです…祥…一郎さんの…を…早く…ぅぅ…」縋るように唯貴は祥一郎を見つめる。
唯貴の目が潤んできて視界の祥一郎の姿が段々とぼやけてくる。
「可愛いよ…私の愛しいユキ…」
祥一郎が耳元で囁いた。そして唯貴の足が解放され、祥一郎を受け入れる…

この部屋に入ってくるのは祥一郎だけ…唯貴の中に入ってくるのも祥一郎だけ…
唯貴の世界は祥一郎だけ、祥一郎しかいない。
ずっといつまでも唯貴は祥一郎に繋がれたまま祥一郎の中で果てていく…

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